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採用できない原因は「要件の肥大化」にあり
「Must(必須)」と「Better(歓迎)」の仕分け
Sei San Sei流の要件定義では、「引き算の美学」を重視します。 求人票を作る前に、以下の基準で要件を厳しく仕分けます。
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Must(必須要件): それが欠けていると、業務遂行が不可能になるレベルのもの。
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Better(歓迎要件): あれば嬉しいが、入社後の研修やOJTで習得可能なもの。
多くの企業が「Better」を「Must」に混入させています。 例えば、「同業界での営業経験3年以上」は本当にMustでしょうか? 「他業界での営業経験」+「高い学習意欲(Roots)」があれば、3ヶ月でキャッチアップできるのではないでしょうか? このように要件を緩和(緩和というより本質化)することで、ターゲットとなる母集団は劇的に広がります。
スキルを減らし、Rootsを尖らせる
スペック(Can)のハードルを下げることは、採用基準を下げることではありません。 むしろ、「Roots(Will・Can・Being)」の適合基準を上げるために行います。
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悪い例: スキル要件も高く、人物面は「明るい人」程度で曖昧。
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良い例: スキル要件は最低限だが、「自責思考であるか」「変化を楽しめるか」というBeingの基準は妥協しない。
「完成品」を探すのではなく、自社の土壌で育つ「種」を探す。 この視点の切り替えが、採用成功への第一歩です。
まとめ
スーパーマンは空を飛んでどこかへ行ってしまいますが、Rootsが合う人材はあなたの会社に根を張ってくれます。 次回は、Rootsマッチングの肝となる「自社のBeing(カルチャー)」を正しく言語化する手法について解説します。
Next Step
現在募集中の求人票(JD)を一つ取り出し、「必須要件」の項目を半分に減らせないか検討してみてください。「これ、本当に入社初日に必要?」と自問自答してみましょう。